
Hackintoshの自作といえば、Intelプロセッサーを搭載した大きくてかさばるPCケースを思い浮かべるかもしれません。しかし、このサイトの友人であるDom Esposito氏の自作はそうではありません。1ヶ月以上かけて組み立てられたのです。Ryzenプロセッサー搭載のHackintoshは、カスタムメイドのPower Mac G5ケースにすっきり収まっており、内側と外側の両方でHackintoshのユニークなビルドとなっています。
Esposito氏のマシンの頭脳は、水冷オーバークロックの8コアAMD Ryzen 1700 CPUと、グラフィックス処理を担当するNVIDIA GTX 1080 Tiです。予想通り、マルチコア処理はCPUパワーの増加による恩恵を受け、1080 Tiのグラフィックス性能によって強化されたタスクも同様に恩恵を受けました。
しかし、Final Cut Pro Xのパフォーマンスは、Nvidia GPU搭載システムでは玉石混交です。タイムライン操作(スクラブ再生や編集など)は良好でしたが、MacBook Proのようなマシンでは、書き出し時間はIntel Quick Syncハードウェアエンコードに比べてかなり遅れています。Adobe Premiere Proなど、CUDAの恩恵を受けるアプリは、1080 TiのようなNvidia GPUを搭載することでパフォーマンスが向上するのは明らかです。
この驚異的なマシンは、Ryzen CPU をベースにした新しい Hackintosh ビルドのトレンドを牽引するものであり、コスト意識の高いマルチコア性能と多様性を求める人にとっては朗報と言えるでしょう。AMD が業界における大きな破壊力を持つ存在として再び地位を確立した今、Apple が CPU の選択に関して今後どのような動きを見せるのか、興味深いところです。
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